モーメントマグニチュードって何?マグニチュードとの違いを解説!

大陸と海の写真

 

みなさんこんにちは
管理人のOnomichiです。

今回はモーメントマグニチュード
について解説します。

 

大きな地震が発生した時
気象庁が記者会見を発表しますが

その記者会見で出てくる
「モーメントマグニチュード」
という言葉。

どうやら「マグニチュード」とは
明確に使い分けているようです。

 

では、モーメントマグニチュード
とは一体なんなのでしょうか。

 

モーメントマグニチュードと
マグニチュードとの違いを
気象庁の資料から
調べてきました。

少し難しいので
この記事では分かりやすく解説
したいと思います。

(引用元↓)

 

ぜひ最後まで
お付き合いください。

それでは本編です。

 

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地震情報に用いる指標

 

地震の大きさを表すとき
いくつかの単位があります。

いつも耳にするのは
震度」と「マグニチュード
かと思います。

 

震度は特定の場所の
揺れの大きさを表していて
震度計で測定されます。

震度0から震度7まで
10段階で評価されます。

 

震度と揺れの状況を表した画像
出典:気象庁より

 

マグニチュード
地震そのものの大きさ
地震の規模を表します。

しかしマグニチュードには
計算に使用するデータや
計算手法などに応じて
たくさんの種類が存在するそうです。

 

様々あるマグニチュードのうち
気象庁では

  • 気象庁マグニチュード(Mj)
  • モーメントマグニチュード(Mw)

の2種類を主に用いています。

 

壮大な陸地の写真
出典:Unsplashより

 

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細かい詳細は割愛しますが
地震を表す指標としては
他にも「ガル(gal)」や
「カイン(kine)」などもありますね。

 

とりあえずここでは
マグニチュードは
計算手法などによって
複数存在し

主に2つが用いられている
覚えておいてください!

 

気象庁マグニチュード(Mj)とは

 

次に気象庁マグニチュード
とは何かです。

これは通常よく聞く
マグニチュードのことで
やはり地震そのものの
大きさを表しています。

単位はMjで
「j」は気象庁
(Japan Meteorological Agency)
の頭文字だそう。

 

青空の写真
出典:Unsplashより

 

気象庁って英語にしたら
かっこいいですね。
「気象庁」も元々かっこいいか
(筆者主観)

 

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気象庁の資料を
簡単に要約すると
気象庁マグニチュードは

  • 地震計で観測された地震波の
    一番大きな振幅を使って計算する。
  • すぐに計算できるので
    地震直後の情報でよく使われる。
  • 物理的な意味が曖昧で
    巨大な地震には、正しく決められない。

といった特徴があります。

 

カウアイ島の写真
出典:Unsplashより

 

すぐに求められて
約100年にわたって
一貫した方法なので

地震の第一報や
現在と過去の地震を
比較するときに
用いられるようです。

 

モーメントマグニチュード(Mw)とは

 

では気象庁の記者会見で
頻繁に耳にする
モーメントマグニチュード
なんでしょうか。

気象庁マグニチュードと
同じく地震そのものの
規模を表していますが
計算手法が違います。

 

電卓とメモ用紙の写真
出典:Unsplashより

 

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モーメントマグニチュードの
特徴を要約すると以下の通り。

  • 地震計で観測された地震波の
    全体の情報を詳しく
    分析して計算する。
  • 地震の規模をより正確に
    表すことができる。
  • 物理的な意味が明確。
  • 計算に時間がかかるので
    地震直後の情報では使いにくい。

 

こちらは複雑な計算式で
時間がかかりますが
巨大地震でも表すことができ

発生した地震が
南海トラフ沿いの巨大地震や
日本海溝・千島海溝沿いの
巨大地震の想定震源域に
影響を及ぼすかどうかを
判断する場合にも使われるそう。

 

自然の写真
出典:Unsplashより

 

だから南海トラフに
影響があるかの記者会見で
頻繁に言っていたんですね。

 

モーメントマグニチュードについて
理解できましたでしょうか?

最後にもう一度
おさらいしてみましょう。

 

まとめ

 

  1. マグニチュードは
    地震の規模を表す指標
    さまざまな計算方法が
    考案されている。
  2. 気象庁では主に
    気象庁マグニチュード(Mj)と
    モーメントマグニチュード
    (Mw)を使用。
  3. Mjは地震波の一番大きな
    振幅を使って計算され
    迅速に求められる
    物理的な意味が曖昧。
  4. Mwはより詳細な
    地震波形解析から求められ
    物理的な意味が明確だが
    計算に時間がかかる。
  5. 気象庁はそれぞれの
    長所を活かして
    両者を使い分けている。
    一般的に地震発生直後では
    Mj を、精査後の情報では
    Mw を使うなどしている。

といったところでしょうか
文字が多くなってしまいましたね。

 

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林の写真
出典:Unsplashより

 

気象庁では長所と短所を考えて
状況に応じて使い分けています。

小さな地震では Mj を
大きな地震ではMwを使うなどですね。

 

同じ地震の規模を
表す指標でも
明確な違いがあることが
分かりました。

お分かりいただけたでしょうか?

 

日本は地震大国ですから
指標について学びながら
しっかりと備えをしていきたいです。

 

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

今回は真面目な回でしたが
エンターテイメントな
記事も書いてますので

また別の記事で
お会いしましょう!

それでは。