さわやかの創業者ってどんな人?病気がちだった富田重之の想い【訃報】

 

 

ハンバーグといえば静岡の
炭焼きレストランさわやか』を
思い浮かべる人が
多いのではないでしょうか。

そんな『さわやか』の創業者である
富田重之さんが亡くなった
ニュースが入ってまいりました。

 

『さわやか』は静岡県内にしか
展開していない、いわゆる
ローカルレストランにも関わらず

日本全国の人が知っている
知名度の高いレストランで

さわやかでハンバーグを食べるために
静岡まで足をはこぶ方も
多くいらっしゃるような
人気チェーン店ですよね。

 

そんな『さわやか』の
公式X(Twitter)で
創業者である富田重之さんの
訃報が伝えられ

同時に『故人に想いを馳せる時間
として全店臨時休業が発表されました。

 

 

これを見て筆者は
こんなに従業員に愛される創業者は
すごい人だったんだな。

どんな人だったんだろうと
気になりました。

 

ということでこの記事では
静岡県の人気チェーン店
『炭焼きレストランさわやか』の
創業者である富田重之さんについて

どんな人であったのか
ご紹介してまいります。

 

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『炭焼きレストランさわやか』について

 

『炭焼きレストランさわやか』は
静岡県全域に展開するチェーン店で
ステーキやハンバーグのお店です。

 

『炭焼きレストランさわやか』の店舗写真
出典:静岡県人会HP

 

静岡県内に34店舗(2024年3月時点)
展開しており
看板メニューはやはり
げんこつハンバーグ』です。

 

『炭焼きレストランさわやか』のげんこつハンバーグの写真
出典:食料新聞

 

看板メニューだけあって
『さわやか』といえばこれ!
といったメニューですよね。

 

少し小さい『おにぎりハンバーグ』も
提供されていて

名前の由来には
「父母の無償の愛」への感謝の心
が込められています。

 

これには、創業者の想い
込められているわけですが
詳しくは後述します。

 

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『さわやか』創業者富田重之はどんな人?

 

『炭焼きレストランさわやか』の
創業者である富田重之さんですが

従業員から愛されているのが
窺い知れますが

どんな方だったのでしょう?

富田重之と病気

 

『炭焼きレストランさわやか』創業者、富田重之さんの顔写真
出典:炭焼きレストランさわやかHPより

 

実は、創業者の富田重之さんは
サラリーマン時代に
結核を患っており

10年もの間
入退院を繰り返していたそうです。

 

病気と闘い、安定期に入った頃
ファミリーレストランがブームになっており
富田さんの唯一の楽しみが
『食べること』だったそうです。

『食べること』が生命を
支える原点だと気づいた富田さんは
後に、飲食店を開業されるんですね。

 

富田重之の想い

 

病気を経験した富田さんは
全てを失って
当時は、親を恨んでいたそうです。

そんな中、『食べること』が
生命を支える原点だと気づき

自然の恵み
今まで生きる力をくれていた両親
感謝するようになったそう。

 

『炭焼きレストランさわやか』創業者、富田重之さんの顔写真
出典:炭焼きレストランさわやかHPより

 

『さわやか』とは
自然がいきいきとした状態。

富田さんは
自然や両親に対して感謝の心を持ち
それを多くの人に届けたい
という想いがあったそうです。

 

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『さわやか』創業から人気店になるまで

 

「感謝の気持ちを
多くの人に届けたい」

という想いで
飲食店を創業した富田さんですが

創業当時は
気軽に寄れる店にしたいということで
コーヒーショップさわやか』としてオープン

 

後に、当時から人気だった
『炭焼きハンバーグ』を看板メニューにして

店名を『炭焼きレストランさわやか』に変更して
拡大路線へ舵を切り
店舗を増やしたそうです。

 

『炭焼きレストランさわやか』のロゴマーク
出典:静岡県人会HP

 

 

2007年に、静岡県出身の長澤まさみさんが
テレビ番組で、げんこつハンバーグを
紹介したことをきっかけに
県外にも知名度が広がりました。

 

人気に火がつき
2009年のゴールデンウィークには
なんと9時間待ち
記録したんだとか…。

 

ディズニーランドもびっくりの
待ち時間ですよね。

 

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まとめ

 

というわけでこの記事では
『炭焼きレストランさわやか』の
創業者である富田重之さんについて
ご紹介しました。

 

結核を患い
10年も入退院を繰り返していた
富田さんは

一時は、こんな体に生んだと
両親を恨みますが

どんな状況でも
支えてくれる両親の
深い愛情に気づき
感謝するようになったんですね。

 

『げんこつハンバーグ』や
『おにぎりハンバーグ』には
父母の無償の愛への感謝の心
込められていると前述しましたが

今生きているのは
『当たり前』ではなく
『かけがえのないこと』だと気づき

その感謝や感動した気持ちを
『食べること』を通じて
多くの人に伝えたい。
という想いがあったようです。

 

そんな感謝の気持ちが
従業員にも伝わっていて

こうして愛される理由
なっているのではないでしょうか。

 

筆者もまた
『当たり前』だと
思い込んでしまっていることはないか

かけがえのないこの瞬間を
支えてくれているものに
感謝の心を忘れずに生きていきたいと
強く感じました。

 

そして、さわやかのハンバーグが
食べたくなりました。

 

 

創業者の富田重之さんのご冥福を
お祈りしております。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ではまた。